● 広島 5 − 7 阪神 ○
<18回戦・マツダスタジアム>

 阪神は今季の広島戦、初のカード勝ち越し(2勝1敗)。貯金は再び「3」となり、巨人に3連敗を喫した首位・ヤクルトとのゲーム差は8.5に縮まった。

 先発のガンケルは自らのバットで先制打を叩きだすも、肝心のピッチングでは4回10安打5失点。逆転を許しマウンドを降りた。

 打線は2−5と3点を追う5回、二死一塁で6番・ロドリゲスが2号2ランを左中間席中段へ運び1点差。さらに、続くロハスが6号ソロを右翼席中段へ運び、助っ人コンビのアベック弾で一気に同点に追いついた。

 8回は先頭の代打・陽川の死球を口火に一死二塁の好機を作り、2番・島田が適時二塁打を左中間へ運び逆転。さらに4番・佐藤輝の中犠飛でリードを広げた。

 投手陣は5回以降、島本、加治屋、岩貞、湯浅、ケラーが1イニングずつ無失点リレー。同点の7回は4番手の岩貞が一死一、二塁のピンチを招いたが、6番・西川に許した中前へ抜けそうなヒット性の打球を、二塁・糸原がダイビングで好捕。そのままグラブトスで二塁封殺しとし、野手陣も好守で救援陣を盛り立てた。勝利投手は岩貞で2勝目、2点リードの9回を締めたケラーは来日初セーブを記録した。